Marinship Studios
アーティストスタジオ、住宅、公有地・私有地の共有部分であるカリフォルニア、サウサリートの水辺地帯の開発、地域活性化プロジェクト。
ゲート5ロードとして知られている、崩れかけの忘れられた2エーカーの土地。ここは50年代、60年代にサンフランシスコから脱出してきたアーティストや思想家によって使用されていました。Maya Angelou、Gordon Onslow Ford、Allen Ginsberg、Jean VardaやRuth Asawaなどのアーティスト、そしてRobert AnshenやArchigramなどのデザイナーや建築家もこの場所にいたのです。
時代遅れで機能障害のあるインフラ設備や満潮時に起こる洪水などの物理的な問題に加えて、敷地の半分がハウスボート地域、そしてもう半分が準工業地域に位置しているという難点がありました。これら二つの地域はどちらも第二次世界大戦の頃に役所に制定された海事産業とアーティストのコミュニティーを保護する都市計画の一部分でした。それは経済政策のみを目的とした高齢者向け住宅、ホテル、小売店などの開発を阻むことができた一方で、多くの地主や中小企業の成長や意地の妨げとなってしまいました。
包括的な問題は明らかだったものの、プロジェクトの各フェーズにおいて多くの不明点が新たに発覚し、都度対応が必要とされました。新しい建物の建設や既存の建物の撤去などの敷地の長期的な計画は依然として不透明です。
このプロジェクトの要点は、敷地の伝来の文化を受け継ぎ、プログラム全体をコミュニティと環境のニーズに応えられるものとすることです。