Paradise Lounge
渋谷最高層商業施設 ”SHIBUYA SKY”にあるラウンジバーの映像制作。
渋谷という街は急速なペースで変化し続けていますが、最大の特徴は変わらず息づいています。IT会社のオフィスやタピオカティーショップなどの現代的な表層が剥がされた時、20世紀の中で形作られた渋谷の本質的な要素が顕になります。
渋谷が東京を象徴するエリアとして位置付けられると同時に、世界中の都市部ではバー文化が発展しました。それは地下の薄暗く排他的な空間でその地の嗜好を反映したレコードが鳴る中、カクテルが延々と作り続けられる場でした。
東急グループは2020年に渋谷駅に直結した、渋谷区で最も高い商業施設となったスクランブルスクエアを開業しました。私たちは最上階に設けられたラウンジバー” Paradise Lounge”のプロモーションフィルムの制作を担当しました。このバーは、東京都民だけでなく海外からの来訪者が多い渋谷と同様に、より多様な客層をターゲットとしています。
Paradise Loungeは空にある存在として、そして新しく2020年に出来た場としてシンボルとなるでしょう。「地下から空へと移動したバー。国際的で変化し続ける環境に合わせて作られた空間でありながら、バーとしてのルーツを忘れない場所。」これを表現するために私たちが製作したこのプロモーションビデオでは、渋谷にいる女性が昔ながらの渋谷と現在の渋谷が混在している場所を彷徨い、バーが間接的に築くであろうレトロフューチャーを待ち望んでいる様子を表現しています。
Scope: Creative Direction, Art Direction, Video
Client: Paradise Lounge
Agency: TRANSIT GENERAL OFFICE
Year: 2019
Team
Director: Max Houtzager (Maquette)
DP / Edit: Rob Schanz
Producer: Keisuke Masuda (Maquette)
Assistant Producer: J Ishikawa (Maquette)
Music: Wade Ryff